半夏生には、タコを食べよう!
といって毎年7月2日ごろにタコを
売り込むというスーパーも多いと
思います。
主に関西地方の風習のようですが
そもそも何故タコを食べるのか?
今日は半夏生についてのまとめ、
それぞれPOPを作ってみました。
※POPだけ見たい方は目次からどうぞ!
半夏生って何?いつのこと?
半夏生とは、雑節と呼ばれる暦日のことで、
元々は七十二候のひとつ、半夏生から作られた。
半夏生…季節を表す七十二候のひとつ。半夏とは、サトイモ科の植物"烏柄杓"の別名。 半夏が生え始める頃から半夏、生と呼ばれた。
夏至から数えて11日目の
7月1~2日頃からの5日間の時期の事で、
大体梅雨が明けるころになります。
現在では、黄経が100°に達する点を太陽が通過する日、とされている。(7月1~2日ごろ)
※雑節…季節の移り変わりを的確に掴むため作られた、特別な暦日の事。 ※夏至…北半球において一年のうち最も昼の時間が長い日。(6月21~22日頃) ※半夏生の日は夏至の日がいつかによって違います。 例えば、2020年は7月1日、2021年は7月2日という風に毎年変わります。
昔から半夏生は田植えや畑仕事を終わらせる目安、
節目の時期とされ、大切にされてきました。
❝チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏)は待つな❞という
ことわざもあり、夏至が過ぎ、半夏生が終わる前には
田植えを終わらせるようにといわれ、
この日を過ぎると、作物の収穫が悪くなるという
言い伝えが農家の人たちにはありました。
タコを食べる理由・由来について
関西地方には、半夏生にはタコを食べるという
風習があります。
田植えを終えた農家の人々が、タコの
足の吸盤のように稲や作物が
しっかりと大地に根付くよう
願った事からと言われています。
また、タコに含まれる豊富な栄養素が
疲労回復に効果があると言われることから
田植えを終えた後の疲れを癒すために
タコを食べた、といういわれもあるようです。
地域によっては、半夏生にサバを食べたり、
うどんを食べたりするところもあるんだって!
タコの栄養と効能
タコにはタウリンが豊富に含まれており、
疲労回復に効果アリと言われています。
他にも、
- 心機能強化
- 心不全の予防
- コレステロール値の低下
- 肝機能を高める働き
- 血圧低下作用
などなど…様々な効果があると
言われています。
しかも低脂肪、低カロリーでたんぱく豊富な
ダイエットにもおすすめな食材です。
ただ少し固く、消化が悪いので
胃が弱い人や小さなお子さん、
お年寄りの方は注意してくださいね。
タコの美味しい食べ方
新鮮な生のタコであれば、少し手間はかかりますが
個人的にはお刺身がオススメです。
ゆでダコなら切るだけですぐお刺身や
カルパッチョなんかに出来ますが、
生タコはまずぬめりを取らないといけないので
ちょっとめんどいです。
でも、生のタコのお刺身はゆでダコにはない
歯応えがあり、それがたまりません。
生タコの加工方法
手順としては、まず目と口を取り除き、内臓を取ります。
(包丁、難しかったらキッチンバサミなどでOK)
③目もチョキン。根元をつまむと
切りやすい。④内臓と胴の繫がっている部分を
切り離し、胴を裏返す。
⑤内臓を取り出す。くっついてる部分を
離していくと、キレイに取れます。⑥ちなみにこれはタコの卵。
そして全体に塩をふり、揉みこむようにして
ぬめりを取っていきます。
この際、胴と足を1本ずつ切り離しておくと洗いやすいです。
水で洗い流してもぬめりが残らなくなったらOK。
⑦胴を切り離す。 ⑧足もバラしておくと洗いやすい。
⑨塩をふる。 ⑩揉み込むようにしてぬめりを取っていく。
⑪ある程度揉み込んだら、水で塩を洗い流す。
残ったぬめりを落としていく。
ザルでこすりつける様にするとよく落ちます。⑫吸盤に汚れが残らないように、しっかり洗いましょう。
ぬめりが残ったままだと臭みが残るので
しっかり取りましょう。
このままでも刺身で食べられますが、
柔らかくて切りにくいので
沸騰したお湯に数秒くぐらせ
湯引きにすると身がしまって
少し切りやすくなります。
⑬サッとくぐらせて、身が少し縮むくらいでOK。 ⑭氷水で締める。
湯引きにした後は氷水につけるか
冷蔵庫か冷凍庫で少し冷やしてくださいね!
生ならではの歯応えと
吸盤のコリコリした食感がたまらんです!
今日のPOP・半夏生
というわけで、半夏生、タコについてのまとめでした。
まだまだ書き尽くせないほど細かい歴史や
話もあるようですが、とりあえずはこんな感じです!
機会があったらまた、
まとめてみたいと思います!
(以下、PDFファイル)
使用素材:いらすとや・にしき的フォント・しあさって
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